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立教大学・白鳥潤一郎研究室(国際政治学/日本政治外交史)のブログです。

編集協力した國廣道彦『回想 「経済大国」時代の日本外交』(吉田書店)の書評が掲載されました

 編集協力及び解題の共同執筆という形でお手伝いした國廣道彦『回想 「経済大国」時代の日本外交――アメリカ・中国・インドネシア』(吉田書店、2016年)の、高橋和宏さんによる書評が、東京財団政治外交検証研究会のウェブサイトに掲載されました。

 

【書評】國廣道彦著『回想「経済大国」時代の日本外交 アメリカ・中国・インドネシア』(吉田書店、2016年) | 政治外交検証 | 東京財団

 

回想 「経済大国」時代の日本外交--アメリカ・中国・インドネシア

回想 「経済大国」時代の日本外交--アメリカ・中国・インドネシア

 

 

 高橋さんの博士論文は「「地域主義」と南北問題:戦後日本のアジア太平洋経済外交政策」、現在は1960年代の日米関係や二本の経済外交を中心に研究をされています(ちなみに博士論文はここから読めます)。まさにうってつけの評者に恵まれました。全文がWEBで読めますが、ここでは冒頭のみ引用しておきます。

 

 本書は、1980年代に日米経済摩擦の渦中で働いた外交官の回想録である。政治家や官僚の回想録はえてして記憶に頼った自慢話になりがちだが、本書はそれらとは明確な一線を画し、自らの日記やその他の関連資料をふんだんに用いて高い実証性が担保されている。経済問題が日米関係の外交課題として再浮上している現在、日米経済摩擦の「記録」として読まれるべき書であろう。

 

 日米経済摩擦とアジア外交に絞る形で本書の概要を紹介頂くとともに、日本の対米経済外交に関する考察、そして戦後日本外交に関する史料状況についても触れられています。

 個人的にはこの本の編集作業をお手伝いしている際に、関連文献や史料を読んでいくなかで2冊目の研究書に向けた構想がある程度まとまったことが思い出深いのですが、その後のトランプ大統領登場によって図らずもタイムリーな1冊となりました。

 

 

 『回想 「経済大国」時代の日本外交』については、この他に以下の書評や紹介が出ています。

①『外交』(Vol.40、2016年11月) ※新刊紹介の1つとして

外交 vol.40 特集:技術革新と安全保障

外交 vol.40 特集:技術革新と安全保障

 

 ②霞関会ウェブサイト書籍紹介コーナー、2016年12月26日(評者:矢田部厚彦)

[書籍紹介] of [霞関会HP] ※『霞関会会報』からの転載

③「西日本新聞」2017年1月15日 ※短評

www.nishinippon.co.jp