研究室通信

放送大学・白鳥潤一郎研究室(国際政治学/日本政治外交史)のブログです。

「データべース日本外交史」を公開しました

気が付けば、大学教員にとって勝負の夏季休暇期間も終わりが近付いてきました。色々と予定や状況が変わったこともあり、外交史料館関係の記事は中途半端なところで途切れていますし、仕事のアナウンスで忘れているものもあるのですが、今日は共同で運営して…

国立公文書館新館建設と外交記録公開(その2)

前々回、前回に続いて国立公文書館新館建設と外交記録公開に関する話です。順番としては有識者会議における議論の検討を先にした方がスムーズではあるのですが、その前に、外交史料館の所蔵文書を「国立公文書館に集約する方向で検討」することにどのような…

国立公文書館新館建設と外交記録公開(その1)

6月15日付のブログ記事にも書いた通り、国立公文書館の新館建設に向けた動きが本格化しています。 jshiratori.hatenablog.com 周知の通り、日本の公文書管理は諸外国と比べて著しく遅れていました。福田康夫内閣の下で始まった取り組みが実を結んで公文書管…

「民主主義の根本に戻れ:外交記録公開制度40年に寄せて」『毎日新聞』2016年7月25日夕刊

3月に「新たな国立公文書館の施設等に関する調査検討報告書」(PDF:リンク)が提出されるなど、国立公文書館新館建設に向けた動きが本格化しています。充実した国立公文書館新館建設に向けた動きは喜ぶべきことですが、この一環として外交史料館(と宮内公…

編集協力した國廣道彦『回想 「経済大国」時代の日本外交』(吉田書店)の書評が掲載されました

編集協力及び解題の共同執筆という形でお手伝いした國廣道彦『回想 「経済大国」時代の日本外交――アメリカ・中国・インドネシア』(吉田書店、2016年)の、高橋和宏さんによる書評が、東京財団政治外交検証研究会のウェブサイトに掲載されました。 【書評】…

「日米経済関係のリスタート:ハイレベル対話の射程と効能」『外交』(Vol.43、2017年5月)

「仕事」ではなく「お手伝い」が正確かもしれませんが、『外交』(Vol.43、2017年5月)に聞き手を務めたインタビュー記事が掲載されました。語り手は山野内勘二外務省経済局長、タイトルは「日米経済関係のリスタート:ハイレベル対話の射程と効能」です。 w…

『レヴァイアサン』に拙著の書評が掲載されました

『「経済大国」日本の外交:エネルギー資源外交の形成1967~1974年』(千倉書房、2015年)の大村啓喬先生による書評が、『レヴァイアサン』第60号(2017年4月)に掲載されました。 www.bokutakusha.com とてもよく似たタイトルの武田悠『「経済大国」日本の…

「同時代史と向き合い、時空を超える:私の好きな中公新書3冊」(web中公新書)

web中公新書の「私の好きな中公新書3冊」に寄稿しました(写真はトップページ用も記事の方も遊びなので大目に見てください)。先に紹介したSYNODOSの鼎談と同じくほぼ1ヵ月前の公開、原稿用紙2枚の短いものです。 www.chuko.co.jp 数々の名著が揃っている中…

『SYNODOS』「韓国ムカつく」「訳わからん」と投げ出す前に――『戦後日韓関係史』の使い方/浅羽祐樹×白鳥潤一郎×佐々木真

ちょうど1ヵ月前に、「「韓国ムカつく」「訳わからん」と投げ出す前に――『戦後日韓関係史』の使い方/浅羽祐樹×白鳥潤一郎×佐々木真」という記事がSYNODOSで公開されました。 synodos.jp 著者のお一人である新潟県立大学の浅羽祐樹先生にお声がけいただき、…

気が付けば5月半ばですが……

目の前の諸々に追われている内に新年度が始まり、そして授業日もあって全く実感のないままにゴールデンウィークも終わり、気が付けば5月も半ばです。 さて、facebookやTwitterには書きましたが、4月1日より立教大学法学部に助教としてお世話になっています。…

『東京人』2017年4月号

年始に開設してからすっかりブログを放置をしてしまいました。今後は仕事の紹介がてらぼちぼち更新をしていこうと思います。 ◇ 久しぶりの更新をするのが3月11日というのも何かの縁かもしれません。 福島第1原発事故を中心に東日本大震災を語ることに抵抗感…

ブログ開設と新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。 周りが就活に明け暮れていた学部4年から博士課程修了まで続けていたブログはあり、その後放置しているのですが、心機一転、2017年の初仕事(?)として研究室ブログを作ることにしました。ちなみにかつてのブログは読み返…